ボーズLifestyle新型は前作と何が違う?

Lifestyle Collection

ボーズから、複数部屋での連携を特徴としたホームオーディオ「Lifestyle コレクション」の3モデルが登場。

「家中どこでも高音質を楽しめる」という響きは魅力的ですが、ボーズ製品は価格もそれなり。

実際に「自分の部屋にそこまで必要なのか」「1台だけ買っても意味があるのか」と迷う人も少なくないはず。

スペックを並べるよりも、「生活がどう変わるか」という視点で、新型Lifestyleコレクションの価値をシビアに見ていきます。

今買うべきか、見送るべきかを考える材料にしてみてください。

旧モデルから何が変わった?「部屋の壁」を越える連携力

今回の「Lifestyle コレクション」で目立つのは、単体の音質だけではなく、3つのモデルが空間を越えて「つながる」点が大きな特徴となっています。

これまでのホームオーディオは、リビングならリビング、寝室なら寝室と、1つの部屋の中で完結する使い方が一般的でした。

新型では、対応する連携機能によって「リビングで流している音楽を、キッチンや書斎のスピーカーでも同時に再生する」といったマルチルーム再生がしやすくなっていて、単なるBluetoothスピーカーのグループ化とは違い、各部屋で音を自然に楽しめる環境を作りやすい点は、大きな差分になるかも。

ここが良い!新型Lifestyleがもたらす視聴体験

3モデル連携のメリットは、家の中で起こりがちな「音が途切れるストレス」を減らせる可能性があることで、リビングで音楽を聴いている途中で、「ちょっと飲み物を取りにキッチンへ行く」なんていうことは日常的にあります。

これまでは、音を聞き逃さないためにボリュームを上げるか、一時停止する必要があったのですが。新型であれば、キッチン側のスピーカーからも同じ音声を流せるため、移動してもコンテンツを楽しみやすくなります。

また、アプリの操作性も重視されていて、「全部の部屋で鳴らす」「リビングだけ消音にする」といった切り替えもしやすくなっていて、休日の朝は家事をしながら家中で軽快な音楽を流し、午後は書斎だけで静かに聴く。

そんなシーンごとの使い分けがしやすくなります。

ここに注意!導入前に知っておくべきリアルなデメリット

便利なシステムに見える一方で、ボーズならではの割り切りや、導入前に考えておきたいハードルもあります。

まず、このコレクションの強みは「連携」にあることから、まず1台だけリビングに導入する使い方だと、過去のボーズ製品と比べて劇的な感動は得にくいかもしれません。

ポテンシャルを発揮させるには、複数台の購入、あるいは将来的な買い足しが前提にしたほうが良さそうですし、初期投資の予算は膨らみやすい。

当然ながら、音質はボーズらしい「迫力ある低音」と「クリアな中高音」が特徴となっているので、映画の爆発音やライブ音源の臨場感は楽しみやすい一方、「原音に忠実な、フラットで味付けの少ない音」を求めるオーディオマニアには、低音がやや強めに感じられるでしょう。

あなたはどっち?向いている人・向かない人の基準

今回のLifestyle コレクションは、誰にでもすすめやすいオーディオというより、住環境やライフスタイルによって評価が分かれる製品で、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が一続きの広い間取りに住んでいる人や、家事をしながら、または部屋を移動しながら音楽やラジオを聴く習慣がある人であれば、配線や設定に悩まされず、手軽に上質なサラウンド環境を作り出すことができます。

逆に、ワンルームや、1つの部屋(自室のみ)でしか音楽を聴かない人であったり、すでに他社のスマートスピーカー(SonosやAppleなど)でマルチルーム環境を組んでいる人や、音質の「原音再生」に強いこだわりがあり、モニターライクな音を好む人であれば、敬遠しておいたほうが良さそう。

買うべきか?見送るべきか?

「家の中で過ごす時間が長く、複数の部屋を頻繁に行き来する人」なら、2台以上の導入を視野に入れて検討する価値があり、部屋の壁を越えて音を楽しめる体験は、日々の快適さにつながること間違いなし。

一方で、「1つの定位置から動かずに映画や音楽に集中したい人」や「1部屋だけで完結させたい人」にとっては、今回のマルチモデル連携にコストを払う必要性は高くないかもしれません。

単体での音質コスパを重視するなら、既存のボーズの単体サウンドバーや、他社のシアターシステムも候補に入れた方が、予算を使いやすい可能性があります。